障害者支援施設｜日勤の仕事内容

障害者支援施設のスタッフは24時間体制で障害者の支援・ケアにあたっています。現場は交替制勤務が基本ですが、日勤のスタッフはどんな仕事をしているのでしょうか。ここでは、社会福祉法人「ル・プリ」での例をご紹介します。

障害者支援施設の1日を調査

実際に障害福祉施設で働くベテランスタッフの方に、日勤の内容について詳しくお話を聞きました。インタビューに答えてくださったのは、2018年5月ル・プリに入社した、「青葉メゾン」の竹之内郁哉さんです。

1日の仕事（日勤編）

日勤の仕事で大切な
10のこと

実際に障害者施設で生活支援員を務めるベテランスタッフ・竹之内郁哉さんに、日勤の仕事で大切な10のことを伺いました。

1. 日のはじまりは明るく挨拶から始める
2. 夜勤明け担当者からの引継ぎは丁寧に
3. 生活介護担当者へ引き継ぎ事項を報告
4. 利用者さんを安全に仕事先へ引率
5. 活動の主体が利用者さんとなる働き掛け
6. 利用者さんが楽しく仕事ができる工夫をする
7. 個々に合った仕事や活動提供を考える
8. 利用者さんの情緒・行動面など細かく観察
9. 些細な事でも記録に残す、報告する
10. 夜勤担当者への引継ぎ事項は丁寧に行う

利用者さんの情緒や
行動なども細かく観察

「出社後、まずは夜勤明け担当者と前日夜の出来事や利用者さんの様子について情報共有します。その後、歯磨きや身支度を整える介助を行い、利用者さんを日中活動先（生活介護）へ誘導・引率します。午前中は主に利用者さんの仕事の援助や、水分摂取や排泄などの介助を一人ひとりに合わせて行います。

昼食の時間には配膳や必要な介助をし、食事が終わったら服薬の介助を行うこともあります。午後も利用者さんの仕事の援助や、水分摂取・排泄などの介助をしながら、利用者さんの情緒や行動などを細かく観察していきます。夕方には居住フロアへ誘導・引率してから、1日の出来事や利用者さんの様子についてスタッフと引継ぎを行います。些細な出来事も丁寧に記録し、活動場所の整理整頓や片付けなどをしてから退勤します。」（竹之内さん）

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